人の顔色を見てばかりだった私が、大人になって「観察力があるね」と言われた話(自分の体験談より)

こんにちは

自分らしい生き方を手に入れるメンタルコーチング  高橋成大(せいだい)です。

 

 

「高橋さんは、観察力があるよね。
ワープロで打った学年通信、1回もミスなかったよね」

はじめてそう言われたとき、私はとても驚きました。

当時、小学校の臨時採用として、3年生の担任をしていました。
初めての小学校。学年主任(定年間近)、40代の女性の先生、そして私の3人で学年を担当していました。

主任の先生が書く学年通信の下書きを、
私は当時はやりのワープロで清書する役割を担っていました。
これを1年間、ずっと繰り返していました。


「ミスがないね」と言われた理由

私自身、それが「特別なこと」だと思っていなかったのですが、
実は、ワープロで打ったあとに――

  • 何度も印刷して
  • 何度も読み返して
  • 誤字・脱字がないか、レイアウトはどうか

何度も、何度も見直していたんです。

「人に渡すものだから、間違っていたら失礼だ」
「恥ずかしいものを出したくない」

そんな思いが強かったのだと思います。


これってHSPだったのかも

今になって思えば、
こうした「丁寧すぎるほどの確認作業」や「見えない緊張感」は、
もしかすると**HSP(とても繊細な気質)**の表れだったのかもしれません

  • 人一倍、ミスを恐れる
  • 小さな違和感にも気づく
  • 任されたことに、真剣に向き合ってしまう
  • 自分が納得いくまでやらないと気が済まない

当時は無意識でしたが、
私の中にあった「繊細さ」が、あの言葉につながったのだと思います。


質問は、ほとんどしなかった私

私はその頃、何かを質問することがとても苦手でした。

  • 「こんなこと聞いていいのかな…?」
  • 「できないって思われたら、イヤだな」
  • 「今、声かけない方がいいかな」

そんなふうに、いつも周りを気にして、
「自分でなんとかしよう」と思って動いていたように思います。

だからこそ、「観察力があるね」と言われたとき、
本当に驚いたし、どこか救われたような気がしたんです。


幼い頃から、人の顔色ばかり見ていた

私は、小さな頃から「空気を読む」ことばかりでした。

先生の機嫌やまなざし、友達の微妙な態度――
その場の雰囲気を読み、どう動けば安全かを探していました。

そんなふうに生きてきたからこそ、
「質問しない代わりに観察して動く」ことが、
ある意味で私のスタイルになっていたのかもしれません。


心理学で見ると…

心理学的に言えば、
これはアダルトチルドレンや愛着不安の人に見られる**“過剰適応”**の一種です。

そして、HSPの気質がそこに加わると、
さらに「人の反応を気にしすぎる」「完璧主義的になる」傾向が強まります

でも、それは弱さではなく――
「自分を守りながらも、人のために力を注いできた」証でもあるのです。


🌱繊細さが、あなたの力になる日

あの頃の私は、
ただ一生懸命だったんだと思います。

怒られたくなくて、
責められたくなくて、
でも、「ちゃんとやったね」と言われたくて。

その思いが、観察力となり、丁寧さになり、
今の私を形づくってくれたんだと思います。


✨あなたにも、似たような経験はありませんか?

  • 「ミスが怖くて、何度も見直してしまう」
  • 「自分が納得しないと、人に渡せない」
  • 「言われたわけじゃないのに、勝手にプレッシャーを感じてしまう」

そんなあなたも、
きっと繊細だからこそ、できることを、すでに持っているのだと思います。

その“感じやすさ”は、
“優しさ”や“丁寧さ”に形を変えて、誰かの心に届いているかもしれません。


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