「夢」と「一歩」のバランス:子どもを伸ばす目標設定の秘訣

こんにちは

自分らしい生き方を手に入れるメンタルコーチング  高橋成大(せいだい)です。

 

 

 子どもを最大限に伸ばすには、「大きな夢」と「小さな一歩」のバランスが重要です。
子どもの個性や発達段階を考慮し、夢を実現するための具体的なステップを踏ませることで、自信と達成感を育み、持続的な成長を促すことができます。

 以下の2つの目標設定を参考にするといいでしょう。

① 発達段階に合わせた目標設定

 幼少期は、遊びや日常生活の中に自然と目標が生まれることが多いです。
 例えば、ブロックで高い塔を作る、自転車に乗れるようになるなど、小さな成功体験を積み重ねることで、達成感、自信、そして次の挑戦への意欲が育まれます。
 思春期以降は、より複雑な課題や長期的な目標に挑戦することで、計画性、忍耐力、問題解決能力といった高度なスキルが身につきます。
 大学受験や将来の職業選択など、長期的な視点が必要な目標設定もこの段階で重要になります。

② 個性を活かした目標設定

 慎重な子は、小さな成功体験を積み重ねることが大切です。
 最初は簡単な目標から始め、徐々に難易度を上げていくことで、自信をつけ、大きな目標に挑戦する勇気を育みます。
 例えば、苦手な科目の勉強を毎日 15 分行う、といった小さな目標から始め、徐々に学習時間を増やしていく方法が有効です。
 小さな成功体験の積み重ねが、大きな自信に繋がるのです。

 大胆な子は、大きな目標に挑戦させることで、潜在能力を引き出すことができます。
困難な目標に挑むことで、想像力や創造力、そして粘り強さが育まれます。ただし、目標が大きすぎる場合は、挫折する可能性もあるため、適切なサポートが必要です。
 例えば、いきなりマラソン大会への出場を目指すのではなく、まずは 5km 走を目標にするなど、段階的に目標を設定することが重要です。
 大胆な子には、目標達成までの道のりを細かく分解し、小さな成功体験を積み重ねることで、モチベーションを維持させることが重要です。

 大胆な子:ここでいう大胆な子は、積極的な子、チャレンジ精神旺盛な子、行動力のある子、冒険心豊かな子、前向きな子などのことです。

具体的には

A 小さな目標の成功例:小学校低学年 絵を描くこと

 目標: 毎日 1 枚絵を描く。最初は好きなキャラクターを描いて、徐々に背景や構図を工夫する。

 結果: 絵を描くことが楽しくなり、表現力が向上。自信を持って作品を発表できるようになる。

B 大きな目標の成功例:中学生 部活動(バスケットボール)

 目標: 県大会でベスト8に入る。・

 ステップ: まずチーム練習への積極的な参加、次に個人スキル向上のための自主練習、そしてチーム戦略の理解と実践。

 結果: チームワークが向上し、試合で勝利する喜びを経験。目標達成できなくても、努力の過程で多くのことを学ぶ。

C 大きな目標と小さな目標を組み合わせた例:高校生 大学受験

 大きな目標: 第一志望大学合格

 小さな目標: 1 週間ごとの学習計画、1 日の学習時間、模擬試験での目標点数の設定。

 結果: 大きな目標に向かって着実に努力し、合格という大きな成功体験を得る。

 「夢」と「一歩」のバランスこそが、子どもを伸ばす目標設定の秘訣です。 大きな目標だけでは、 目標が達成できないと挫折してしまうことがあります。
 子どもの個性や発達段階を理解し、大きな夢と小さな一歩を組み合わせることで、子どもたちは自信と達成感を持ちながら、着実に成長していくことができるでしょう。
 教師や保護者は、子どもたちの成長をサポートする立場として、適切な目標設定と継続的な励ましを提供することが大切です。

詳しく知りたい方は、ぜひご相談ください。一緒に考えて、あなたに合った方法を見つけましょう。