こんにちは
自分らしい生き方を手に入れるメンタルコーチング 高橋成大(せいだい)です。
こんにちは
自分らしい生き方を手に入れるメンタルコーチング 高橋成大(せいだい)です。
子供の悪口に同調するのではなく、子供の良さに目を向け、育てる視点を持つべきです。
教師が子供の悪い面ばかりを見るようになると、教育の本質から遠ざかってしまうからです。
また、自分自身も心がすさんでいき、子供たちとの信頼関係も築きにくくなってしまいます。
職員室でよく耳にする、子供たちへの辛辣な言葉。
「また○○がやらかしてたよ」「本当にどうしようもない子だね」。
そんな会話の輪に、つい合わせてしまった経験はありませんか?
私も若いころ、そうでした。
本当は子供を悪く言いたくない。
でも、空気を壊すのが怖くて、黙って笑ったり、軽く同調してしまったり。
そんな自分に嫌気がさして、苦しくなることもありました。
そのとき、私がとった行動は「職員室から離れる」ことでした。
空き教室で仕事をしたり、子供たちの様子を見に行ったり。
心が穏やかでいられる場所を、自分で選びました。
すると、少しずつ見えてきたのです。
子供たちは完璧じゃないけれど、みんな一生懸命に成長しようとしている存在だということを。
例えば、いつも叱られていたA君。
授業中、確かに落ち着きはありませんでした。
でも、放課後に話すと、家で小さな弟の世話をしていること、
その中で不安な気持ちを抱えていたことを打ち明けてくれました。
私は初めて、A君の「頑張っている部分」に気づきました。
問題行動の裏にある努力や葛藤を感じ取れた瞬間でした。
一方、もし悪い面ばかり見続けたら、どうなるでしょうか。
子供を「できない存在」としか見られなくなり、
指導にも怒りや諦めが先立つようになります。
そうなると、教師の顔つきや言葉はどんどん厳しくなり、
職員室でも教室でも、否定の空気を生み出してしまいます。
そして、それは子供たちにも伝わります。
「先生はどうせ信じてくれない」と、心を閉ざし始めるのです。
教師も子供も、疲れ果ててしまう。
そんな悪循環に、陥ってしまうかもしれません。
悪口を言ってしまう先輩や同僚たちも、
本当は子供を嫌いになりたいわけではないでしょう。
ただ、忙しさやストレスで、
どうしても短所ばかりに目が向いてしまっているだけかもしれません。
だからこそ、今、立ち止まって考えてほしいのです。
「このまま子供の悪いところばかりを見続けた先に、なりたい教師像はありますか?」
子供の悪口に同調することは、自分自身も苦しくしてしまいます。
子供たちは、短所だけでできているわけではありません。
私たち教師が良いところに目を向け、育てていく視点を持つことが大切です。
苦しいときは、無理に合わせなくて大丈夫です。
職員室を離れ、自分の心を守ることも、立派な選択肢です。
そして、もし周りに悪口があふれていても、そっと心の中で思ってください。
「この子にも、きっと素敵なところがある」と。
小さな意識の変化が、子供たちの未来を大きく育てていきます。
そして、その変化は、あなた自身を、より優しく、より信頼される教師へと育てていくのです。
詳しく知りたい方は、ぜひご相談ください。一緒に考えて、あなたに合った方法を見つけましょう。