Q:こんな悩みはありませんか?

こんにちは

自分らしい生き方を手に入れるメンタルコーチング  高橋成大(せいだい)です。

 

 

Q:「やることが多すぎて毎日ヘトヘト…。とにかく余裕がないんです」

 4月も終わりに近づき、新年度のバタバタに一区切りがつく頃。
 でも、20代の先生にとっては、授業、学級経営、保護者対応、校務分掌など、「やることが山のよう」で、目の前のことをこなすだけで精一杯…という方も多いのではないでしょうか?
 「朝から晩まで働いているのに、なんでこんなに終わらないの?」と感じていたら、まずは“タスクの整理”から始めてみませんか。

A:問題解決の方法はズバリこれです!

「“やること”を“やれること”に変える、タスクの見える化シートを使おう!」

なぜなら、

 心理学では、やることが多すぎて頭がいっぱいになる状態を「認知過負荷」といいます。
この状態では、脳が“優先順位を決める力”を失い、「どれも終わらない」という焦りだけが強まってしまいます。
 そこで効果的なのが、頭の中のごちゃごちゃを紙に“見える化”すること。
 タスクを分類して整理することで、脳の負担を減らし、行動に移しやすくなるのです。

例えば、

小学校の事例|A先生の取り組み

 新年度から2年生の担任を持つことになった20代のA先生。子どもたちとの関わりを大切にしたいと思う一方で、授業準備、学級通信、保護者対応、学年業務など、全方位に気を配ろうとして、毎日帰るのは夜8時過ぎ。余裕がなくなり、体調も崩しかけていました。

 そんなとき、先輩教員からアドバイスされたのが「タスクの優先順位を“書き出す”こと」。
A先生は以下のようなタスク整理シートを自作し、1日1回(朝 or 放課後)活用するようにしました。

A先生の「タスク整理シート」例(テンプレート)

絶対に今日やるべきこと明日でも大丈夫なことやらなくても問題ないこと
・時間割変更の連絡帳記入
・明日の授業準備(国・算)
・保護者連絡(2件)
・学級通信の下書き
・掲示物の貼り替え
・学年便りのレイアウト調整
・職員室用の掲示デザイン

🖊使い方のポイント

  1. 一日一回、手書きで記入(5分でOK)
  2. 最初は“思いついた順”で構わない(完璧に分けようとしなくて大丈夫)
  3. 書き出したら「今日は左の列だけやる」と決める!

このように視覚化して優先順位をつけることで、
「全部を同時にやる」→「やることを選ぶ」へと考え方が切り替わります。

使ってみた結果、A先生は次のような変化を感じました。

仕事面でのプラス

  • 集中力が増した:今日はこれだけやればOK!と決めることで、作業スピードが上がった
  • 残業時間が削減:20時→18時半退勤に改善
  • ミスが減った:重要な業務を先に終える習慣がついた

心理面でのプラス

  • 「終わらない不安」が減った:「今できることに集中すれば大丈夫」と思えるように
  • 自分を責めなくなった:「できないこと」より「できたこと」に目を向けられるようになった
  • 気持ちに余裕ができ、子どもへの関わりも柔らかくなった

 A先生は、「紙に書くだけでこんなに違うんだと驚きました。頭の中がスッキリして、自分の時間も少しずつ取り戻せています」と語ってくれました。

まとめ

 4月末は、体力も気力も使い果たしがちな時期。
 でも、「仕事が終わらない…」という悩みの原因は、**“量”ではなく“整理の仕方”**にあることが多いのです。

優先順位を見える化して、自分で選ぶ力を育てていくことが、長く教員を続けるための第一歩。

全部を完璧にこなさなくていい。
「今日やるべきこと」に集中できたら、それで十分なんです。

あなたも、まずは1枚の紙とペンから始めてみませんか?

詳しく知りたい方は、ぜひご相談ください。一緒に考えて、あなたに合った方法を見つけましょう。