オンライン・カウンセリング《輝き》

　イライラして子供に当たってしまう　親や教員にできること

　子供に当たってしまう…。誰でもイライラ感情は抱くものです。でも、それを子供にぶつけてしまうのは良くないですよね。落ち着いて子供と向き合うために、例えば、深呼吸をしたり、一時的に距離を置いたりするなど、いくつか試せる方法があります。それ以外にこんな方法はいかがでしょうか？

自分の気持ちを言葉にして書き留める？　

　自分の気持ちを言葉にして書き留めることは、色々な面で良い影響を与えてくれます。まるで心の整理整頓、そして自分自身への深い理解を深める旅のようなものです。

具体的には、こんなメリットがあります。

1　感情の整理と理解:

・モヤモヤした気持ちを言語化: 言葉にすることで、漠然とした感情を具体的に把握できます。嬉しい、悲しい、怒っているなど、自分の感情を明確に認識することでより深く理解できます。

・ネガティブな感情の解放: 書き出すことで、心の奥底にしまい込んでいたネガティブな感情を吐き出すことができます。ストレスや不安が軽減され、気持ちが軽くなる効果も期待できます。

・ポジティブな感情の強化: 嬉しいことや感謝の気持ちを言葉にすることで、その感情をより鮮明に感じることができます。ポジティブな感情を意識的に育むことで、心の安定につながります。

2　自己理解の深化:

・自分の思考パターンを知る: 日々の出来事や感情を記録することで、自分の思考パターンや行動パターンに気づくことができます。

・価値観や目標を明確にする: 自分の考えや願望を言葉にすることで、自分にとって本当に大切なもの、目指すべき方向が見えてきます。

・過去の自分と向き合う: 過去の出来事を振り返り、言葉にすることで、過去の自分と向き合い、成長の過程を理解することができます。

3　問題解決へのアプローチ:

・客観的な視点を得る: 自分の気持ちを客観的に見つめることで、問題点や解決策を見つけるヒントを得られます。

・アイデアを創出する: 書き出すことで、思いつかなかったアイデアや解決策が浮かび上がることがあります。

・行動計画を立てる: 目標や課題を明確にすることで、具体的な行動計画を立てることができます。

4　ストレスや不安の軽減:

・心の解放: 言葉にすることで、心の重荷を軽くすることができます。

・リラックス効果: 書き出す行為自体にリラックス効果があります。

・睡眠の質向上: 寝る前に自分の気持ちを書き出すことで、心を落ち着かせ、質の高い睡眠へと導　く効果も期待できます。

５　自己表現の強化:

・言葉の表現力を磨く: 自分の気持ちを言葉にする練習をすることで、言葉の表現力が磨かれます。

・コミュニケーション能力の向上: 自分の気持ちを伝える練習をすることで、相手に自分の考えや感情を伝える能力が向上します。

　書き留める方法は、日記、メモ、ブログなど、どんな方法でも構いません。大切なのは、自分の気持ちを表現する場を設けることです。