こんにちは
自分らしい生き方を手に入れるメンタルコーチング 高橋成大(せいだい)です。
こんにちは
自分らしい生き方を手に入れるメンタルコーチング 高橋成大(せいだい)です。
最近、なぜか心に残っている歌があります。
Kiroroの「未来へ」です。
1か月ほど前、YouTubeを見ていたときのことでした。
たまたまKiroroのご本人が「未来へ」を歌っている映像が流れてきました。
懐かしくなって、そのままずっと見てしまいました。
この曲には、私自身の思い出があります。
私が音楽の教員として2校目に勤務していた頃、「未来へ」がヒットしました。
当時、私は授業の中でギターを弾いたり、ピアノを弾いたりしながら、生徒たちと一緒によく歌っていました。
「未来へ」もその一曲です。
生徒たちが歌い、途中から私も一緒に歌う。
サビになると、私は主旋律ではなく、ハモリをつけて歌っていました。
今でも、その頃の教室の様子を思い出します。
音楽というのは不思議なものです。
何十年も前の曲なのに、聴いた瞬間、その頃の風景や人の顔、空気まで一緒によみがえってくることがあります。
そして最近、もう一度この曲を聴く機会がありました。
aikaさんという、1歳のお子さんを育てながら活動しているアーティストが歌う「未来へ」です。
とても透き通るような歌声でした。
聴いているうちに、私は歌の上手さだけではなく、この歌が持っているものそのものに、改めて引き込まれていきました。
そして、ふと思ったのです。
この歌は今、人間関係に悩んでいる人や、不登校の子どもを見守っているお母さんたちの心にも響くのではないだろうか。
「未来」は、今すぐ見えなくてもいい
人は苦しいときほど、先のことを考えます。
「このままで大丈夫だろうか」
「この子は、この先どうなるのだろう」
「いつになったら学校へ行けるのだろう」
「この人間関係はどうなるのだろう」
「私はこのままでいいのだろうか」
未来が見えないことは、とても不安です。
特に、不登校の子どもを見守っているお母さんは、今日のことだけではなく、何年も先のことまで一気に考えてしまうことがあります。
勉強はどうなるのか。
進学はどうなるのか。
友達との関係はどうなるのか。
このままずっと家にいるのではないか。
社会に出られるのだろうか。
そうやって、まだ起きていない未来まで考えているうちに、お母さん自身の心が疲れ切ってしまうことがあります。
でも、未来というのは、今の状態がそのまま一直線に続いていくものではありません。
子どもも変わります。
周囲も変わります。
環境も変わります。
そして、自分自身の気持ちも変わっていきます。
今は見えていない道が、半年後、一年後には見えていることもあります。
だから私は、
「今、未来が見えないこと」と「未来がないこと」は、まったく違う
と思っています。
子どもの未来を、親が全部決めなくてもいい
不登校の相談を考えるとき、「未来へ」という言葉には、もう一つ感じることがあります。
親はどうしても、子どもの未来を心配します。
それは当然のことです。
大切なわが子だからこそ、
「このままでいいの?」
「少しでも勉強した方がいいんじゃない?」
「そろそろ学校へ行った方がいいんじゃない?」
と思います。
でも、心配が大きくなりすぎると、いつの間にか親が子どもの未来を先に決めてしまうことがあります。
本当は、子ども自身にも、自分の道を探していく力があります。
立ち止まる時期があってもいい。
迷う時期があってもいい。
ほかの子とは違う道を通ってもいい。
大人にできることは、無理に前へ進ませることだけではないのだと思います。
隣にいて、
「あなたの未来は、まだこれからだよ」
という気持ちで見守ることも、大切な支えになります。
人間関係に悩んでいる人にも
これは、不登校だけの話ではありません。
人間関係で悩んでいるときにも、私たちは目の前の相手のことで頭がいっぱいになります。
「あの人にどう思われているだろう」
「嫌われたのではないか」
「私が何か悪いことをしたのではないか」
「もっと相手に合わせた方がいいのではないか」
そう考えているうちに、自分がどうしたいのかが分からなくなることがあります。
自分の人生なのに、いつの間にか他人の反応によって進む方向を決めてしまうのです。
でも、自分の人生を歩いていくのは自分です。
誰かに嫌われないためだけに歩く道でもありません。
誰かの期待に応えるためだけの道でもありません。
ときには立ち止まって、
「私は、本当はどうしたいんだろう」
と自分に問いかけてみることも必要です。
すぐに答えが出なくても構いません。
自分の気持ちを少しずつ確かめていく。
それもまた、自分の未来へ向かう一歩なのだと思います。
30年近くたって、同じ歌を聴いて思うこと
音楽教員だった頃、私は生徒たちと「未来へ」を歌っていました。
あの頃の私は、この歌を今とは少し違う気持ちで歌っていたように思います。
もちろん、いい歌だと思っていました。
だから授業でも取り上げ、生徒たちと一緒に歌いました。
でも、それから長い年月がたちました。
教員としてたくさんの子どもたちと出会い、保護者と出会い、先生方と出会いました。
管理職も経験しました。
そして今は、心理カウンセラーとして、人間関係や自分自身のことで悩んでいる方のお話を聴いています。
そんな経験をしてから、もう一度「未来へ」を聴くと、若い頃とは違ったものを感じます。
未来というのは、
元気な人だけが向かう場所ではありません。
自信のある人だけが進める場所でもありません。
今、立ち止まっている人にも未来はあります。
迷っている人にもあります。
泣いている人にもあります。
学校へ行けずにいる子にもあります。
その子を心配しているお母さんにもあります。
人間関係に疲れ、「もうどうしたらいいのか分からない」と感じている人にもあります。
未来へ進むというと、大きな一歩を踏み出さなければならないように感じます。
でも私は、そうではないと思っています。
今日をなんとか過ごした。
誰かに気持ちを話した。
少し休んだ。
自分を責めるのを一度やめてみた。
そんな小さなことも、未来へ続いています。
あなたの道は、まだ途中です
久しぶりに「未来へ」を聴きながら、そんなことを考えました。
音楽教員だった頃、生徒たちと歌っていた一曲。
それが何十年もたって、今度は心理カウンセラーとして人の心と向き合う自分に、違う意味を持って届いてきました。
人生には、こういうことがあるのですね。
昔は気づかなかったことが、今になって分かる。
昔聴いた歌が、今の自分に必要な言葉として戻ってくる。
もし今、不登校のお子さんのことで先が見えなくなっている方がいたら。
もし、人間関係に疲れ、自分がどうしたいのか分からなくなっている方がいたら。
未来のすべてを、今日決めなくても大丈夫です。
まずは、今日の自分の心を少しだけ大切にしてみる。
そこから始めてみてもいいのではないでしょうか。
あなたの道は、まだ途中なのですから。
久しぶりにKiroroの「未来へ」を聴いて、私はそんなことを思いました。
詳しく知りたい方は、ぜひご相談ください。一緒に考えて、あなたに合った方法を見つけましょう。